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「リリーの認知症薬を承認」米FDA
米食品医薬局は2日、米医薬品大手イ―ライ・リリーのアルツハイマー病薬「ドナネマブAZBT(製品名キスンラ)」を承認した。エーザイと米バイオジェンの認知症薬「レカネマブ」の続く、世界で2製品目の認知症治療となる。(2024年7月4日 日本経済新聞朝刊)
エーザイ、認知症「本丸」狙う
エーザイはアルツハイマー病の症状を引き起こす「タウ」と呼ぶたんぱく質を標的とした新薬を開発する方針だ。新薬候補物質について安全性を確かめる小規模な臨床試験(治験)を進めており、米国で2030年度をメドに実用化する。タウを標的にする新薬開発は難しい一方で高い効果が期待される。(2024年7月1日 日本経済新聞朝刊)
「iPSから免疫抑制細胞」リウマチ治療に道
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の金子新教授らは、iPS細胞から免疫を抑制する「制御性T細胞」と同様の働きを持つ細胞を作製した。マウスでの実験で免疫の抑制効果を確認した。体の免疫細胞機能が異常に高まることで発症するリウマチなどの治療法の開発に役立つ。(2024年6月7日 日本経済新聞朝刊)
「小児向け心臓パッチ発売」再手術リスク低減
帝人は衣料素材メーカーの福井経編工業や大阪医科薬科大学と共同で開発した心臓パッチ「シンフォリウム」を12日に発売すると発表した。先天性疾患を持つ小児の患者向けの製品で、伸びることで心臓の大きさの変化に対応し、再手術のリスクを低減できる。(2024年6月4日 日本経済新聞朝刊)
「肥満症薬増産へ8300億円」新工場に追加投資
米製薬大手イーライ・リリーは28日までに、インディアナ州レバノンの新工場に53億㌦(約8300億円)を追加投資すると発表した。米国で需要が高まる肥満症治療薬「ゼプバウンド」や、糖尿病薬「マンジャロ」の原薬を増産する。同拠点への投資総額は90億㌦に上がる見込み。(2024年5月29日 日本経済新聞朝刊)