ビジネスニュース

「パーキンソン病を抑制」マウスで成功
 手足の震えや体のこわばりが起こる難病「パーキンソン病」の原因物質ができるのを抑制する物質を開発し、マウスを使った実験で症状を改善することに成功したと、大阪大や東京医科歯科大のチームが21日付けの英科学雑誌電子版に発表した。発症や進行を抑える根本的な治療法につながる成果として期待され、霊長類を使った動物実験を経て、患者に投与し安全性や有効性調べる治験に進みたいとしている。(2019年5月22日 日本経済新聞朝刊)
「がん治療薬争奪 新薬の種も高騰」
 次世代のがん治療薬を巡る主導権争いが激しくなってきた。第一三共は29日、新型の医薬品の開発・販売で英アストラゼネカと提携し、最大69億㌦(約7600億円)を受け取ると発表した。がん治療薬の世界市場は今後5年ほどで25兆円に倍増するとの予測もある。有望な新薬の種は争奪戦が繰り広げられ、巨額のマネーが飛び交う。「オプジーボ」などの現在主流の免疫薬に続く成長領域を狙い、世界の製薬大手がしのぎを削る。(2019年3月30日 日本経済新聞朝刊)
iPS、再生医療「中核」へ
 厚生労働省の専門部会は18日、iPS細胞を使って脊髄損傷を治療する慶応義塾大学の臨床研究を了承した。近く厚労相から正式に通知が出され、2019年秋にも移植が始まる。事故などで傷ついた神経を再生、失った運動機能や感覚の回復を目指す。iPS細胞を使う再生医療は他にも計画が進むが、今回は現代医学では歯が立たないけがの根本的な再生医療への試金石となる。(2019年2月19日 日本経済新聞朝刊)
iPSでがん治療
 理化学研究所と千葉大学附属病院は2019年にも、iPS細胞からがんを攻撃する免疫細胞を作り、顔から首にかけてできるがんを治療する臨床試験(治験)を始める。免疫を活性化させることでがんの縮小を目指しており、公的保険の適用を見据えている。(2019年1月11日 日本経済新聞朝刊)
がん免疫薬 効き目予測
 体に備わる免疫の仕組みを使いがんをたたくがん免疫薬「オプジーボ」などの効き目を予測し、過激な投薬を避けるための研究が相次いでいる。東北大学などは免疫細胞が分泌する特定の分子ががんの増殖に関わり、予測の手がかりになることを発見。埼玉医科大学は9割弱の精度で効果を予測する基盤となる実験データを得た。超高額ながん免疫薬を患者に使う前後に効き目の見通しがある程度立てられれば、医療費を抑える副作用の回避につながる可能性がある。(2018年12月17日 日本経済新聞朝刊)
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